こんにちは。
小学校教員の じねん(@jinen_ict)です。
今年度から、校内研究主任をしています。
8月3日に、校内研究主任1年目の先生向けの研修会がありました。
今後、校内研究を進めていく上で大切なポイントを学んできたので、
忘れないようにまとめておきたいと思います。
各校の実践を共有
今回の研修は、全3回中の2回目。
確かめる・深める がテーマでした。
まずは7月までの各校の実践を紹介し合うところから。
わたし自身は、以前の記事で書いたように、リーディングDXスクール事業の取り組みを中心に発表しました。
他校でも、研究にICTを取り入れようと試みている学校が多い様子。
「効果的に」使うというところにみなさん課題がある感じでした。
まずは先生自身が「日常使い」できないとね、という話に。
7人のパネルディスカッション
その後、昨年度県の研究委員として、校内研究を行った7人の先生方の実践を
パネルディスカッション形式で聞きました。
その中で、自分がいいなと思ったものを紹介します。
課題を明確にしてから研究開始
校内研究に取り組み始める前に、昨年度までの校内の課題を明確にする。
その上で、どうすればその課題が解決できるか、プランを立てている学校がありました。
昨年度のテーマを引き継ぐ場合でも、新しいテーマに取り組む場合でも
課題を明確にしておくことは重要ですね。
授業の指導案づくりと同じだなと思いました。
自分事としての校内研究
「今年のテーマはこれです。みなさんお願いします。」
そうやって一方的に押し付けられたテーマや、
仕方なくやっている研究では意味がないですよね。
授業と同じで、いかに「自分事」として研究するか。
一人ひとりが自分のめあてを持って、
自分自身のスキルアップのために研究に取り組むことが重要です。
年度はじめに研究テーマに基づいた
自分自身のめあてを決める。
それを記録に残しておき、
定期的に振り返る。
そうすることで成長を実感できる。
たとえばTeamsの共同編集で、
お互いの学びの足跡を残していけるといいなと思いました。
しかけづくり
研究主任としてやるべきなのが、「自分事」としてみんなが
取り組めるような「しかけづくり」です。
これも、授業づくりと同じで、
いかに先生方のモチベーションを上げるか
主体的に研究に取り組んでもらうかが
1年間の研究を有意義なものにできるかの鍵を握ります。
校内研究は、主任一人でするものではないですよね。
校内研究だよりの充実
主任としてできることの一つに、研究だよりの発行があります。
研究の方向性を共通理解したり、
先生方の取り組みや授業の様子を見える化したりできます。
特に、新しいテーマに取り組む場合、
そのテーマに関わる予備知識や
授業での活用術などを紹介できると
先生方の役に立てそうです。
うちの場合だと
ICTやリーディングDXに関わることですね。
また、研究だよりを部会のメンバーで順番に書いている学校もありました。
一人が書くより、視野が広がるのと、
研究に参加している意識を持ってもらうためにはよいかもしれませんね。
部会のメンバーそれぞれに役割があるとよさそうです。
宝探し(参観)WEEK
ある学校では、月に2回「宝探しWEEK」を設けて、
その週は先生同士がお互いの授業を参観するようにしていました。
(「宝探し」という名前がいい!)
普段、他の先生の授業って、なかなか見る機会がないですよね。
わたしもそうですが、
見ようと思えば見れるのでしょうが、
ついつい遠慮してしまいがち…だと思います。
そこで、「この週はお互いどんどん見せ合いましょう!」
という期間をこちらで設定することで、
確かに参観しやすくなるなと思いました。
流石にいきなり月2回はクレームが出そうですが。笑
校内の先生方の負担になりすぎない範囲で、
宝探しWEEKを設けてみようと思います。
まとめ
最後に講師の先生の話を聞きながら、その日の学びを振り返りました。
これからは、一人ひとりの子どもが主語。
だからこそ
子ども同士が学び合うことが大切。
だからこそ、
教師自身も学び合うことが大切。
つまり、
教師の「研修観」をアップデートさせ、
やらされている研究ではなく、
「自分事」の主体的な研究にしていくことが大切。
そのための「しかけづくり」が重要で、
いかに先生方を巻き込むかがポイント。
頭の中でこんなまとめに。
8月末に全員研修があるので、
9月以降の先生方のやる気に火をつけるべく
充実した研修にしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
お疲れ様でした。
毎日更新、、、少し間が空いてしまいましたが、また今日からがんばります!